東京条約13条

 

東京条約13条

東京条約13条は、機長が機内犯罪人を引き渡そうとする場合の締約国の受け取り義務を規定したが、わが国には、それを実施するための法律が存在していなかったので、この法律がその実施のために制定され、1970年6月1日に公布された。

この法律では、機長から機内犯罪人の引き渡しを受け得るのは警察官または入国警備官であるとし、入国警備官は、その者を警察官への引き渡し義務のあることを明定した。

警察官は、逃亡犯罪人引き渡し犯罪に該当する行為をしたと疑うに足りる相当の理由のあるときは、その者を72時間、または引き渡しの請求のないことの明らかとなったときのいずれか早いときまで拘束しうることとした。

更に警察官は、条約上の予備調査を行うため、その者の取り調べ、参考人の取り調べなどを行い得ることとした。

しかし、そのため、その航空機による運送を不当に遅延させることがあってはならないとされる。

警察官が、引き渡しを受けた者の拘束を続けることができなくなったときは、その者を入国警備官に引き渡さなければならない。