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航空事情 航空ビジネス講座

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各論(2) 航空会社の収支 − 収入の傾向(2.座席稼働率)

 
世界の殆どの航空会社は過去数十年間で、平均座席稼働率を向上させることが出来ました。座席稼働率の向上が実現した理由としては、1)座席をより多くの乗客で満たす為に運賃を引き下げ、売り上げを極大化させる利益率管理(イールド・マネージメント)システムや、過去のキャンセル率からオーバーブッキングを許容する予約システムを導入し、活用したこと、2)同時間に同じ路線で運航することを止め、国際的な航空提携を構築し、共同運航を行うことで座席を分け合うようになったこと(旅客にとっては同じ便数だが航空会社にとっては、単純に路線網を確保する為に供給が過剰となることを回避できる。)などが挙げられます。

座席稼働率が向上する傾向は、運航面での規制緩和による自由化や外国資本による出資比率の規制などが緩和されるに従い、更に続くと考えられます。しかし、航空会社は座席稼働率が一定レベルに達すると、座席供給数を増やします。これは、需要が増加するなかで、同じ便により多くの乗客を乗せれば利益性を向上させることが出来ますが、供給を増やさないでいれば、競争もしくは新規参入する他社に旅客を奪われる恐れがある為です。