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航空事情 航空ビジネス講座

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各論(2)  航空会社の収支 − 費用分析(2.間接費用)  4)一般管理費

 
一般管理費用は費用全体の6.4%を占めていますが、本社の事務所経費や一般管理部門で勤務する従業員の賃金など、特定の分野に割り振ることの出来ない、真に一般的な費用で構成されます。

航空会社の組織はビジネスが複雑化するにつれ、部署が増えています。顧客サービス部門では、顧客の取り込みを狙ったマイレージ・サービスを管理、運営するようになり、渉外部門では他の航空会社との提携や共同運航便を企画、交渉、管理するようになりました。スター・アライアンスやワン・ワールドなどの国際的な航空提携に加盟すると、加盟航空会社間をつなぐ為の予約システムに数百万ドルもの新たな投資が必要となります。

一般管理費の削減は、ビジネス機会の開拓を阻み、顧客サービスの低下を招く危険性がありますが、低コスト航空会社では顧客サービスを簡素化することで、この費用項目での負担を抑えています。低コスト航空会社は一般に、旅客の他社便への乗り継ぎや、他社便への預け入れ手荷物の受け渡しを行いません。低コスト航空会社は他の航空会社との基本的な業務提携ですら結ばず、単独で特定の地点間のみを運航することで経費を抑えています。

その他の間接費用項目として、費用全体の6.9%を占めるものの、全く分類が出来ない費用があります。