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航空事情 航空ビジネス講座

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各論(2)  航空会社の収支 − 費用分析(2.間接費用)  2)旅客サービス費

 
旅客サービス費は航空会社の費用全体の9.9%を占めていますが、客室乗務員の賃金や福利厚生に係わる費用、その他勤務上発生する費用、機内娯楽設備(映画や音楽)、機内食、運航便の遅延や運休に伴い発生する費用、手荷物の紛失や旅客の事故に伴い支出される費用も含まれています。

しかし、この費用項目の殆どは、客室乗務員の賃金や福利厚生に係わる費用、その他勤務上発生する費用で占められています。勤務上発生する費用には、ステイ先での宿泊費や訓練費用(繰り延べしない場合)も含まれています。

低コスト航空会社は、この費用項目で大幅なコスト削減を実現しています。客室乗務員の賃金は低く抑えられ、その他勤務上発生する費用も、宿泊費や宿泊に伴う手当てなどを低く抑えています。低コスト航空会社の路線の殆どは短距離で、勤務体系上、宿泊が伴うことが少ないのも事実です。

また、低コスト航空会社は、機内での娯楽施設や食事などを提供しません。その代わりに、食事や飲み物を別料金で販売する低コスト航空会社もあります。路線が主に短距離なことから、乗客も機内での娯楽や飲食を期待していないのも事実です。

機内で食事や飲み物を提供することは、それ自体に費用が掛かる他、機内や地上にその為の施設が必要となり、また、機内へ食事や飲み物を搬入や搬出する作業が必要となり、機材の稼働率を下げることにもなります。