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航空事情 航空ビジネス講座

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■リース機の状況(1) − 2004年■

 
主要な航空機リース会社が2004年中に、新たにメーカーから引き渡しを受ける機体で、2003年8月現在でリース先が未定となっている機体数(新規引渡数)と、既存のリース機で期間が満了となり、リース期間の延長もしくは転リース先を見つける必要のある機体数(リース満了機)は以下の通り。
 
  新規引渡機  リース満了機
  ---------- ------------
アンセット・ワールドワイド社 0 
アビエーション・キャピタル社
バブコック・アンド・ブラウン社
ブリオン社 6 
シー・アイ・ティー(CIT)社 16
デービス・エアーファイナンス社 7 
ジー・エー・ティー・エックス(GATX)社
GECAS(ジーキャス)社 50
アイ・エル・エフ・シー(ILFC)社 41 32
トンボ・アビエーション社(三井物産)
サンロック社(日商岩井)
オリックス・アビエーション社(オリックス)
ロールス・ロイス・キャピタル社 
セール(SALE*)社
  ---------- ------------
合計 84 134

ILFC社は2003年4月現在、エアバス社、及びボーイング社に対して466機の発注残があり、大量のA320型シリーズ機、及びB737−700型機の引き渡しを受けるものと見られる。一方、湾岸戦争後に破綻したGPA社の資産を買収したGECAS社は、リース機の殆どがナロー・ボディー機で、主にB737型シリーズ機がリース期間の満了を迎えるものと見られる。

大手のリース会社が抱える大量の発注残は、リース料の低下が機体価格の低下を招くことから、メーカーに取っても深刻な問題で、新規発注先に対して、一部をリース機で調達するように斡旋しているのが実情となっている。米国の航空業界の業績回復を今年に期待するのは難しく、航空機リース業界は少なくとも昨年並みの厳しい環境下にある。

*シンガポール・エアクラフト・リース・エンタープライズ社