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航空事情 航空ビジネス講座

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9.航空と環境 - 燃料効率

 
燃料費は、人件費に次いで、航空機の運航に関わる費用の中で2番目に大きな項目です。米国の大手航空会社は燃料費に年間で100億ドル以上を支払っています。従い、長年に渡り運航上の燃料効率を向上させることが航空業界の課題として取り組まれ、大きな成果を上げています。

自由化後の米国航空業界は、以下の手法で燃料効率を約65%も向上させています。

1)燃料効率の高い航空機、エンジンの導入。
2)運航速度の減速。
3)最適な燃料効率を実現する燃料搭載量、運航高度、運航航路の設定。
4)シミュレーターによる乗員訓練の実施。
5)悪天候などによる運航遅延時のエンジン停止。
6)エンジン1基での地上走行。
7)機体表面の洗浄による空気抵抗の削減。

燃料効率を向上させるために、航空業界が継続的に最も多額の投資を行なっているのが、新しい航空機やエンジンの導入です。例えば、エアバス社のA320型機やボーイング社のB737−300型機などは、DC9型機やB737−200型機と比較した場合、有償旅客距離当たりではおよそ2倍の燃料効率を実現しています。燃料効率を向上させると同時に、新たに開発された航空機やエンジンは、地球温暖化などの環境問題の原因とされる、排出ガスを削減しています。
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