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航空事情 航空ビジネス講座

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8.航空管制 − 役割と施設

米国の航空管制は、運輸省の連邦航空局(FAA)が担当しています。日本では、国土交通省航空局が航空保安業務として日本における航空管制を行なっています。

管制の役割
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第一に航空当局は、管制空域内を飛行(通過するものを含む)、及びその国の空港から離陸、もしくは空港へ着陸する航空機が、安全な間隔を維持できるように航空管制システムを構築しています。第二に航空管制には、航空路線網全体で、航空機が出来るだけ効率よく飛行出来るように維持することが期待されています。

航空交通の警察官として、航空管制には、航空機同士が衝突することなく、最小限の遅れで飛行出来るように、航空機に的確な指示を出すことが期待されている訳です。

管制施設
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日本の航空管制は、各空港の他、札幌、東京、福岡、那覇に航空交通管制部が、福岡には航空交通流管理センターが設けられています。米国では、各空港の他、トラコン(TRACON)と呼ばれる、ターミナル・レーダー・アプローチ・コントロール(236箇所)、エン・ルート・センター(航路管制部)(21箇所)、フライト・サービス・ステーション(68箇所)が設けられています。

各空港では、管制官が飛行場内(地上)を移動する航空機に指示を与えています。米国の連邦航空局(FAA)は、全米450以上の空港で管制業務を行なっていますが、その空港で運用される航空機の機種や量に応じて、管制塔を設計、建設する権限を持っています。

トラコンは、空港からの離陸、上昇、空港への侵入、着陸をしようとする航空機に対して指示を出します。空港の数よりもトラコンの数が少ない訳ですが、例えば、ニューヨークのトラコンは、ケネディー空港、ラ・ガ−ディア空港、ニューアーク空港(リバティー空港)の3空港の業務を担当しています。日本でも同様の業務を、第2種空港に所在する管制が、近隣の第3種空港を担当していたりします。

エン・ルート・センターでは、広範囲な領域を、高高度で飛行する航空機に指示を与えます。主要都市に設置されていますが、最も処理する航空機の数が多いのがシカゴ・センターです。エン・ルート・センターは、日本の場合には航空交通管制部に相当します。

フライト・サービス・センターは、地方の小さな空港を利用する航空機に対して、気象や航路状況、地形などの情報を提供しています。また、フライト・サービス・センターは、消息不明の航空機などの緊急事態に対処する役割も担っています。
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