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航空事情 航空ビジネス講座

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7.米国の空港 − 空港の能力

 
空港の能力は、グランド・サイドとエアー・サイドのふたつに分けて計られます。グランド・サイドでは、空港の取り付け道路の処理能力、駐車場の規模、ターミナル・ビルの旅客処理能力などです。エアー・サイドは、航空機の運航能力(滑走路や誘導路の処理能力)や搭乗口の旅客処理能力などです。

基準
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米国の連邦航空局では、異なる風向きや気象条件により空港の滑走路が使用されたか、されなかったかを考慮に入れた工学的計算式を用いて、空港のエアー・サイドでの処理能力を算出しています。それは、設計性能基準(EPS:Engineered Performance Standard)と呼ばれるもので、1時間当たりの航空機の運航数で示されます。

改善
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空港のエアー・サイドでの処理能力は、連邦航空局の航空管制部門が定める、空港への侵入経路、空港からの出発経路にも影響されます。空港の処理能力、もしくはその欠如は、民間航空が直面している重要な課題です。ここ数年、既存空港の処理能力を引き上げることが、注目を集めています。滑走路や誘導路の増設、無線誘導施設の導入、追加、高性能化や、出発、進入経路の見直しにより、空港処理能力の改善が図られています。

反対
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騒音や大気汚染などの環境を理由として、むしろ空港処理能力の縮小を願う近隣地域からは、空港の処理能力拡大には強い反対もあります。しかし、空港を全く新たに人口密度の低い地域に建設することは、既存空港を拡張するよりも多額の費用が掛かるだけでなく、しばしば利用者の利便性にも叶いません。
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