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航空事情 航空ビジネス講座

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6.飛行の原理 − 機体(3)

 
操縦翼面(動翼)
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操縦翼面は飛行機の翼や尾翼に取り付けられ、機体を上下、左右に操作するのに用いられます。操縦翼面は操縦室から操作され、油圧により操作される方式と電気的に操作される方式があります。

ラダー(方向舵)は、垂直尾翼に取り付けられた大型の板(パネル)で、機首を左右の方向に向ける働きをします。ラダーは主に離陸、着陸時に、機首を滑走路の中心線に合わせるために使用されます。操縦室のフット・ペダルで操作されます。

エレベーター(昇降舵)は、水平尾翼に取り付けられ、機首を上げ下げする働きをします。エレベーターは操縦室内の操縦桿、もしくはサイド・スティックを押したり引いたりすることで操作します。

エルロン(補助翼)は主翼の後縁に取り付けられ、エレベーターのように飛行中に機体を操作するのに用いられます。エルロンは、操縦桿、もしくはサイド・スティックを左右に動かすことで操作します。

操作によりエルロンは上下に動きます。エルロンが上がると翼の揚力が減り、下がると揚力は増します。操縦士が左翼のエルロンを下げ、右翼のエルロンを上げると、機体は右へ旋回します。

スポイラーは翼の上面に取り付けられた板(パネル)で、主に着陸時に翼の揚力を落とす目的で使用されます。着陸とほぼ同時に翼上面のスポイラーが上向きに開き、翼上面の気流を遮る働きをします。また、飛行中にはエアー・ブレーキとして、降下を促進する効果を出します。

その他の動翼として、フラップとスラットがあります。どちらも、離着陸時の低速時に、翼の揚力を増す効果を出す目的で設計されています。フラップは高揚力装置と呼ばれ翼の後縁に、スラットは前縁フラップとも呼ばれ翼の前縁に取り付けられています。

フラップとスラットを開くことで、翼の面積が広くなり、上下に角度が付けられるため、翼の揚力が増します。フラップは着陸の最終段階で開かれ、低速での安定した操作を可能とします。

フラップとスラットは操縦席から操縦士が操作することで開いたり閉じたりしますが、飛行過程と機体の状態を一体化するために、その操作が自動化された機種もあります。

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