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航空事情 航空ビジネス講座

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6.飛行の原理 − 巡航

 
ひとたび飛行機は離陸すると、運航乗務員が希望し航空管制官が認めた巡航高度まで上昇を続けます。巡航高度に達すると上昇時のエンジン出力から、一定の高度を維持するのに十分なまで、エンジンの出力を落とします。巡航高度では、飛行機の重さと揚力が同じ大きさになります。

巡航高度
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標準的な巡航高度と言うものはなく、一般には35,000フィート程度ですが、飛行距離、気象条件、気流の状態や他の飛行機の位置によっても大きく異なります。

巡航速度
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巡航速度は、飛行機の機種によっても異なりますが、音速の82%程度で、向かい風や、追い風など条件にもよりますが、時速に直すと対地速度で900キロメートル程度です。

航路
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通常、運航乗務員は、空の高速道路に相当する、定められた航路上を飛行します。航路は航路図上に示され、飛行機で受信される地上からの無線標識の信号の組み合わせにより認識することが出来ます。

慣性航法装置
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飛行機によっては、無線標識に頼らず、独自に航路を認識するための装置を搭載したものもあります。慣性航法装置と呼ばれるもので、飛行機がターミナルビルを離れてからの速度等の変化を逐次把握し、飛行機の軌道を出発地点からコンピューターが計算し運航乗務員に知らせるものです。

GPSの発達
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最近では通信衛星からの電波を受信して位置を把握する、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)も発達し、多くの飛行機で利用されるようになっています。GPSの発達により、飛行機は管制官の許可の下、従来設定されていた航路から離れても、安全に運航することが可能となりました。

GPSにより飛行機は、無線標識などの地上の航行支援装置に頼らず、目的地まで最短の距離を飛行することで、運航効率を高め、航続可能な範囲をより広げることが可能となりました。

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