Click Here!
 
<< BACK 

航空事情 航空ビジネス講座

TOP>>

 

6.飛行の原理 − 離陸、上昇

 
離陸
----
離陸の準備が整い、空港の管制官から離陸の許可が出ると、機長もしくは副操縦士がブレーキを解除し、スロットル・レバーを押してエンジンの出力を上げで、滑走を開始します。

一旦、滑走路上に出ると、飛行機の向かう方向は、前輪をフット・ペダルで操縦することで行われます。機体が加速して行き、離陸するに十分な風が尾翼にあるエレベーターにあたるようになると、前輪は機体の方向を決める役目を終えます。

機体の加速状況は搭載された装置により対気速度として表示されます。対気速度は、機体の、地面に対する速度と機体に向かって吹く風(通常、飛行機は風に向かって離陸します。)に対する速度と同じです。

離陸の速度
----------
ローテーション(引き起こし)速度と呼ばれる速度まで飛行機が加速すると操縦士は、尾翼にあるラダーを操作し、機首を引き上げます。ラダーを操作することで揚力が増し、機体は持ち上げられ地面を離れます。

ローテーション速度はVRと略され、飛行ごとに計算され、設定される3つの重要な対気速度の1つです。他に設定される対気速度は、その速度を超えると滑走路上での安全な停止が出来なくなるV1、V1の速度を越えた後でエンジンの1基が停止しても、飛行可能な最低の速度となるV2、と呼ばれるものがあります。

速度を決める要因
----------------
VRとV2を決定する要素には、飛行機の重量、気温、空港の位置する高度などが挙げられます。重量が大きな飛行機には、大きな揚力が必要で、離陸にはそれに見合うだけの対気速度が必要となります。

また、気温の高い日は低い日よりも、より早い対気速度が必要となります。暖かい空気は冷たい空気よりも密度が低く、空気密度が低くなると揚力が起きにくくなり、離陸するには、より速い対気速度が必要となります。同様に、高度が高くなれば、空気の密度は低くなります。高い場所にある空港では、低い場所にある空港よりも、より速い対気速度が必要となります。

V1を決める要素には、VR、V2を決める要素のいくつかが含まれますが、最も重要となるのは使用する滑走路の長さです。

離陸から上昇へ
--------------
殆どのジェット機は、時速約160マイル(約250キロメートル)で離陸し、15度以上の角度で上昇を開始します。揚力を維持するには、翼の迎え角度を維持することが重要です。角度が大き過ぎても、翼の周りの空気が乱れることになり、機体は揚力を失います。

機体の空気抵抗を良くするために、離陸と伴に脚(着陸装置)は機体の胴体部分に引き込まれ格納されます。脚を引き込むことで、抗力(空気抵抗)が少なくなれば、飛行機はより高速で飛行することが出来ます。

Click Here!