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航空事情 航空ビジネス講座

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6.飛行の原理 − 機体(6)

 
ジェット・エンジンの種類
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ジェット・エンジンには、基本的に3つの種類があります。ターボ・ジェット・エンジンは、後方から吐き出される空気のみが推進力です。ターボ・ジェット・エンジンは高速での飛行を実現しますが、騒音が大きく、燃料効率の点からも経済的ではなく、民間航空には向かない種類のジェット・エンジンです。

ターボ・ファン・エンジン(もしくは、ファン・ジェットと呼ばれる)は、ターボ・ジェット・エンジンの改良型と言えます。大型のファンがエンジン前面に取り付けられ、より多くの空気を取り込みます。ファンで取り込まれた空気は、燃焼室の外側を通り、エンジン後方で燃焼室から排出された熱を持った空気を包むようにして、混ざり合います。

2つの空気がエンジン後方で混ざり合うことで、排出される空気の温度と速度を引き下げ、低速での出力を増加させます。また、燃焼室からの空気を、ファンから送り込まれた空気で包み込むことで、エンジンの騒音を引き下げる効果があります。

3つ目の種類は、ターボ・プロップ・エンジンです。ジェット・エンジンと言うと、どうしてもジャンボ機やB767型機のような、羽のないエンジンを連想してしまいますが、国産のプロペラ機YS11型機のエンジンはこのターボ・プロップ・エンジンです。

ターボ・ファン・エンジンがファンを前面に取り付けたのに対して、ターボ・プロップ・エンジンは、プロペラを前面に取り付けています。タービンと軸で繋がれたプロペラが回転して起こす空気の流れと、エンジン後方で排出される空気の両方で、推進力を得ます。

コミューター航空など、小規模、低速、低高度で運航される短距離路線で、ターボ・プロップ・エンジンは、高い運航効率を実現しています。また、ターボ・プロップ・エンジンは、高速ヘリコプターのエンジンとしても応用されています。

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