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航空事情 航空ビジネス講座

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4. 安全な飛行のために

 
連邦航空局

連邦政府の役割
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米国における航空輸送の安全性の維持、向上には、連邦政府が大きな役割を担っています。それは、1926年の航空商業法(the Air Commerce Act of 1926)が制定されたときに始まり、安全面での役割は現在にまで至り続いています。

連邦政府は、1979年の航空会社規制緩和法(the Airline Deregulation Act of 1978)の制定で、国内線における経済面での規制を設ける役割はなくなりましたが、安全面での規制を設ける役割は残りました。従来の規制はそのまま継承され、その後も新たな安全面での維持、向上を目的とした規制が追加されています。

連邦航空局
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現在では、航空会社による航空輸送への安全規制の第一義的な責任は、連邦航空局が負っています。米国の連邦議会は、1967年に運輸省(the Department of Transportation)が設けられた際、その外局として連邦航空局(the Federal Aviation Administration)を設けました。

航空管制
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連邦航空局は、国の航空管制制度の開発、維持の責任も同時に負っています。5万人の連邦航空局職員のほぼ4分の3は、なんらかのかたちで航空管制業務に従事しています。航空管制官の役割は、飛行中の航空機同士に安全な間隔を維持させ、また、空港では多くの航空機に順次タクシイング(空港内での移動)、離陸、着陸の指示を適切に与えることです。

連邦航空局の主な役割には、航空機の設計、製造、整備を監督、評価すること、運航乗務員、客室乗務員への標準となる最低限の訓練内容の制定、航空会社や空港に対しての航空機の運航規定、航空輸送の安全を維持、向上させるための調査、開発業務が含まれます。要するに、連邦航空局は、航空輸送における最低限の安全基準を定め、公共の利益の為にそれを監督する役目を負っているわけです。