<< BACK 

航空事情 航空ビジネス講座

TOP>>

 

飛行の歴史

飛行の技術革新

航空会社が、旅客を鉄道から奪うには、早くて大きな飛行機が必要でした。そして勿論、安全な飛行機が求められました。1931年の飛行機事故では、有名なフットボールコーチと他6名が犠牲となり、旅客を飛行機から遠ざけてしまいました。

技術革新
--------
航空機の設計技術者達は、その挑戦に受けて立ちました。1930年代、飛行機には多くの改良がなされました。そして、それらの改良は飛行機の歴史の中でも、最も技術革新が進んだ10年だと言われています。

空冷式のエンジンは水冷式となり、機体の重量が減らされ、大型で高速な飛行機の開発が可能となりました。操縦席の機材も改良されました。より精度の高い高度計、速度計、上昇高度計、磁石、水平儀など、視界不良での飛行時に重要となる計器類が進化しました。

無線機
------
その他に、飛行にとって重要な進歩として、無線機がありました。飛行と無線は、それらの進歩を一にしていました。英国のマルコーニが、無線で最初のメッセージを、大西洋を越えて送ったのは、ライト兄弟がキティー・ホークで初飛行した2年前の出来事でした。

第一次世界大戦までには、パイロットによっては無線機を飛行機に持ち込み、地上と交信するようになっていました。大戦後、航空会社は飛行機に無線機を搭載し、地上から気象情報を機上に送り、嵐を避けるようになりました。

無線誘導
--------
更に大きな進歩は、無線を飛行誘導支援に応用出来たことでした。気象条件が悪く、有視界飛行や、照明によるビーコンと言ったような飛行誘導支援施設が使えなくても、無線を応用した誘導施設を使っての飛行が可能となりました。

技術的な問題が解決されると、米国商務省は全米83ヶ所に無線式のビーコン(標識塔)の建設を開始しました。1932年までに全ての無線標識が使用可能となり、自動的に方向と航路を送信し、パイロットはその電波を受信し目的地へ向けて飛行出来るようになりました。

その後、マーカー・ビーコンが開発され、パイロットは視界不良でも空港の位置を確認出来るようになりました。1935年には、最初の管制塔が現在のニューアーク空港に設けられました。