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航空事情 航空ビジネス講座

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飛行の歴史

空の自動車王

航空輸送へ
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ヘンリー・フォードと言えば米国の自動車王ですが、航空郵便事業も手がけていました。1925年に郵政省から航空郵便の受注を勝ち取り、シカゴからデトロイト、クリーブランドへの路線に参入しました。航空郵便に参入する以前から、自動車の生産に必要な部品を自社の飛行機を使い輸送していました。

飛行機の生産へ
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フォード自動車は、その後の1927年には、飛行機の生産にも進出しました。3機のエンジンを搭載した、フォード・トリモーターで、ティン・グース(ブリキのガチョウ)の愛称が付きました。

ティン・グースは全体が金属で造られた最初の飛行機のひとつで、アルミニュームとほぼ同じ重さで、倍の強度を持った、当時開発されたばかりのジュラルミン製でした。そして、テ ィン・グースは、航空郵便ではなく旅客輸送用に設計された最初の飛行機でもありました。

旅客機としての飛行機
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フォード・トリモーターは、12の客席を配置し、客室は自由に歩ける余裕があり、客室乗務員の席もありました。客室乗務員は、1930年にユナイテッド航空に登場し、乗客に食事を出したり、上空で体調を壊してしまう乗客を看護したりしました。

3基のエンジンを持つティン・グースは、それまでの飛行機よりも高く、早く(時速210キロメートル)飛行出来、その頑丈な姿とフォードのブランド・ネームが重なり、人々に飛行への信頼を高める効果がありました。

飛行への信頼
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しかし、1927年の出来事は、航空が輸送としての主要手段となる地位を確立する、先例のない注目を集める出来事が起きました。チャールズ・リンドバーグが、飛行機での大西洋横断に成功したのでした。