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航空事情 航空ビジネス講座

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3. 規制緩和

 
マイレージ・サービス
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規制緩和は航空会社のマーケティング手法をも進化させました。最も注目すべきは、搭乗距離、搭乗クラスに応じて利用客に、無料航空券やその他の優待を提供する、マイレージ・サービス(もしくは、フリクエント・フライヤー・サービス)の導入でした。

殆どの大手航空会社はマイレージ・サービスを利用客に提供しています。また、中小の航空会社も独自のサービスを持つのと同時に、大手航空会社のサービスと提携関係を結び利用客の利便性を高めています。

サービスの内容は航空会社毎に異なりますが、サービスの提供方法や、それに一定の基準があることなど、基本的な事柄は同じです。ひとたびマイレージ・サービスに参加すると、利用客は参加した航空会社、もしくはその航空会社と提携する航空会社を利用する毎に、その飛行距離が蓄積されていきます。蓄積された飛行距離(マイル数)を、無料航空券や、エコノミークラスからビジネスクラスやファーストクラスへの、アップグレード券といった特典と引き換えることが出来ます。

最近ではこのマイレージ・サービスは更に発展して、航空、旅行分野以外の産業とも提携を広め、利用者の利便性は拡大しています。典型的なものがクレジット・カードとの提携ですが、クレジット・カードの利用金額に応じてマイル数が加算されます。他に、ガソリンスタンド、通信販売、レストランの利用でも、マイル数を加算することが出来ます。

また、特に米国では、特典も無料航空券のような航空会社が提供する以外のサービスと交換が可能となってきています。

コンピュータ・システム
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これは直接的に規制緩和がもたらした航空業界の変化ではありませんが、規制緩和後に起きた重要な航空業界の進展として、コンピュータによる予約システムの出現が挙げられます。

コンピュータに支えられた予約システムは、航空会社、旅行代理店に、今日では競争や需給関係の変化によって頻繁に発生する、運賃や運航スケジュール、使用機材、提供クラスなどの最新のサービス情報を、常に提供することを可能とさせました。

また、コンピュータ・システムは、航空会社、旅行代理店が毎日、数百万の旅客を正確に、且つ効率的に処理することを可能としました。

数社の航空会社は、独自の予約システムを構築し、後に提携関係にある航空会社などにそのシステムを販売しました。次第にシステムは、自社の運航スケジュールや運賃を掲載するだけではなく、他社の運航スケジュールや運賃を有料で掲載するようになりました。

そのシステムを利用する旅行代理店は、顧客の為に運航スケジュールや運賃を確認し、そこから航空券を発行することも出来ます。航空券の販売に対しては一定の手数料が航空会社から旅行代理店に支払われますが、それらシステムの利用について、旅行代理店は利用料を支払っています。