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航空事情 航空ビジネス講座

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2. 米国の航空業界

 
3)営業・販売部門

営業販売部門では、運賃の設定、運航計画、広告、旅客・貨物輸送の営業、予約の受付・管理と、機内へのケータリングサービスを含む、顧客サービス一般を受け持ちます。受け持つ役割全て大切ですが、運賃の設定と運航計画は航空の規制緩和が進行するに従い、複雑化し、航空会社の明暗を左右する重要な部分になっています。

規制緩和の影響
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航空の経済でも説明したように、航空会社は需要と供給、競合航空会社の運賃設定を見極
め、頻繁に運賃設定を変えます。運航計画(スケジュール)の変更は、運賃の変更ほど頻繁ではありませんが、行政による規制が行われていた時代と比較すると、変更の頻度は増えています。

コンピューターの活躍
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航空会社は高度なコンピューターによる予約・管理システムを使い、自社の運賃設定やスケジュールを旅行代理店などにリアルタイムで提供しています。また、コンピューターを駆使して競合相手の運賃設定、スケジュールを把握し、自社の意思決定に活用しています。

旅客航空券の8割を販売する旅行代理店は、航空会社の予約システムを使い、顧客からの予約、航空券の発券を行います。

電子商取引の進展
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インターネット上での電子商取引の発展は航空業界にも大きな変革をもたらしています。旅客にとって、予約から航空券の購入までの手続きを非常に簡単なものにしてくれています。従来の紙の航空券に加えて、米国の航空会社ではエレクトリック・チケッティングと呼んでペーパーレス化を、まず国内線で導入し、徐々に国際線にも導入しています。

エレクトリック・チケット
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エレクトリック・チケッティングによるペーパーレス化で、航空会社は航空券の販売と使用状況を、簡単に把握することが出来るようになりました。また、旅客は航空券を忘れたり、なくしたりするトラブルから開放されました。更に、旅客は最も安い航空券を探したり、予約や予約の変更したり、航空券の買戻しなどを、旅行代理店の窓口だけではなく、空港に向かう途中でも、パソコンや電話から行うことが出来るようになりました。

空港では、旅客に予約番号などにより予約がなされたことを確認し、現金やクレジットカードでの支払いを受けると、搭乗券が発行されます。このようなインターネットを通じて旅客便を予約、航空券を購入する旅客は、毎日増加しています。また、航空券の自動販売機も主要空港で見かけるようになりました。

搭乗手続きの自動化
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次ぎに自動化が期待されているのは、搭乗手続きです。日本では主要航空会社が既に導入済みですが、米国の場合は目的地までハブ空港を経由したりするケースが多く、日本のようには単純に行かないようです。しかし、エレクトリック・チケットの旅客を対象とした、自動搭乗手続き機の導入が進んできています。

自動搭乗手続き機は、旅客の旅程を確認し、座席を割り当て、規則に応じたサービスのアップグレードを判断し、バーコードの付いた預かり手荷物証や搭乗券の発行を行うことが期待されています。