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航空事情 航空ビジネス講座

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2. 米国の航空業界

 
事業免許の種類(2)

地域航空会社
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地域航空会社は、名前の通り大都市からその周辺地域への航空輸送を提供する航空会社です。その営業範囲は限られた一地方に限定されます。しかし、規制緩和後に最も成長し、利益を上げている分野です。

地域航空会社は更に3つのグループに分類することが出来ます。まず、大規模地域航空会社は定期便を運行し年間の運行収益が2,000万ドルから1億ドルの航空会社です。運行する航空機の殆んどが、60席以上なので、運輸省の適合性免許と連邦航空局の運行免許の両方を取得しています。

中規模地域航空会社は大規模地域航空会社と同様の機材を使用しますが、運行する路線が独自の戦略から大規模地域航空会社と異なり、運行収益が2,000万ドル未満の航空会社を指します。

小規模地域航空会社はコミューター航空とも呼ばれ、地域航空会社の大多数がこれに当たります。公式な運行収益による分類はありません。しかし、運行する機材は座席数60席以下がほとんどで、その運行には運輸省が発行する適合性免許を必要としません。運輸省は、それら小規模地域航空会社に対しては、運輸省経済規制298条に基づく事業内容の登録と毎年事業報告書の提出を義務付けています。

貨物専業航空会社
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大手、国内、地域の分類に属する航空会社は、旅客を輸送するだけではなく、貨物も輸送する航空社です。多くの貨物は旅客機の客室下の貨物室に積み込まれますが、飛行機のなかにはコンビ型と呼ばれ、客室部分を二分し、一方には貨物を積むようにしたものや、フレーターと呼ばれる、貨物のみを輸送する目的に作られたものもあります。

フレーターの多くは、古くなった旅客機の座席を取り払い、貨物を積み込むように改造されたものです。床は重たい荷物に耐えられるように強化、改修されています。また、荷物の積み込みがスピーディーに行えるように、床にはローラーがはめ込まれたり、新たに大きな貨物用のドアを取り付けたりします。

運輸省は貨物専業航空会社への適合性免許審査にあたっては、旅客航空会社とは異なる、特別な手続きをとります。しかし、大手の貨物専業航空会社が公共の利益と必要性を兼ね備えていることは明白です。大手の貨物専業航空会社はもともと小包や書類の配送サービスからスタートしています。空港から空港へ荷物を輸送するだけではなく、ドア・ツー・ドアの配送サービスを提供する、複合輸送サービス業者です。航空会社と宅配業者の両方の機能を持っています。