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航空事情 航空ビジネス講座

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10.用語解説 - CRS(2)

 
セーバー
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アメリカン航空は1959年に自社の予約システムとしてセーバーの開発に着手し、1976年に社外の旅行代理店に開放することを決定し、セーバーが情報戦略システムへと一変することになった。現在、セーバーは独立企業としてニューヨーク証券取引所に上場、スタンダード・アンド・プアーズ社の株価指標500銘柄にも組み込まれ、2002年の売り上げは20億ドルに達している。

ガリレオ(アポロ)
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CRSの世界的な規模での系列化を象徴する出来事として、1993年にユナイッテド航空、ユー・エス・エアウェイズ、ブリティッシュ・エアウェイズ等が出資していたアポロと、ブリティッシュ・エアウェイズ、KLMオランダ航空、スイス航空等が出資していたガリレオが合併し、ガリレオ・インターナショナル社が設立された。アポロは同社が展開する、端末名として残っている。

ワールドスパン
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また、トランスワールド航空とノースウエスト航空のパーズとデルタ航空のダータスIIは、1990年に合併してワールドスパンとなり、アバカスと全日空が合弁で設立したインンフィニと併せて、米国、日本、東南アジアにまたがるネットワーク、グローバルサーブを構築した。デルタ航空、ノースウエスト航空、及びトランスワールド航空との合併で引き継いだアメリカン航空の3社は2003年3月、金融機関などにワールドスパンを売却する意向を明らかにしている。

アマデウス
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エール・フランス、ルフトハンザ・ドイツ航空、イベリア・スペイン航空等が出資する、アマデウスは、コンチネンタル航空の、システム・ワンの技術援助を得て設立されたが、1995年にシステム・ワンを統合している。

アバカス
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アジアではキャセイ・パシフィック航空、シンガポール航空、チャイナ・エアライン(中華航空)、マレーシア航空、フィリピン航空、ロイヤル・ブルネイ航空が1987年にアバカスを設立し、アマデウス、ワールドスパンと提携している。

国内
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日本では、日本航空がアクセス、全日空がエイブルを構築した。1986年には、日本航空のアクセスとアメリカン航空のセーバーが提携、1990年から稼動を開始している。全日空もアバカスの出資を受け、インフィニを開発している。

アクセスは、1970年代から代理店への端末展開を積極的に行い、1万台以上の端末を全国に展開している。国内では、全日空のインフィニの他は、唯一の海外系として、ガリレオ・インターナショナル社のアポロが展開しているが、端末機の数では大きな差を付けられている。