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1.航空の経済 (6) |
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| (1)航空会社からの仕様要求 メーカーが生産している航空機の中に、自社の運行に適した機材がない場合、航空会社の側からメーカーに対して、欲しい航空機の仕様要求がでる事もたまにあります。航空会社がメーカーに対して開発を求めることになるわけです。 また、メーカーは航空機の開発費用を賄う為に、出された仕様にどれだけの需要が見込めるか航空会社数社と交渉します。そして、受注数が開発費用を賄える数に達した段階で初めて開発に着手します。 (2)規制緩和後の傾向 リースによる調達 ---------------- 米国での航空産業の規制緩和後、航空会社の航空機の導入には注目すべき重要な傾向が現れました。第一には、航空機が、航空会社が所有するものから、航空会社にリースされるものの比率が高まっていることが挙げられます。 航空会社にとっては新規機材の導入にリースを用いることで、初期投資費用が軽減できます。リース会社が航空機を所有することで減価償却をとれば、リース会社の税務負担が軽減できます。それがリース料に転化されれば、航空会社にも有利な取引になります。 小型化 ------ 第二には、1978年以降の航空会社が発注する航空機のサイズです。ハブ・アンド・スポークのシステムが発達し、航空会社は大都市の空港に近隣からの路線を集中させるようになりました。それに加えて、航空会社は旅客の需要に対しての対応が臨機応変になりました。多用な旅客の需要動向に対応して、需要の多い路線での運行便数を増やしたのです。 上記のことを考慮して、米国の航空会社からは小型、中型の航空機が多く発注されるようになりました。大型機は需要の多い路線で使用されていますが、航空会社の発注傾向は小型化しています。 燃料効率 -------- 第三には、70年代始めや、80年代始めの燃料費の高騰を受けて、航空会社は燃料効率の高い航空機を求めるようになりました。この事はエンジンの改良だけでなく、メーカーに機体そのものの設計変更による改良技術の発達を促しました。輸送機械として、現代の航空機は、最も燃料効率の良い自動車よりも低燃費を実現しています。 低公害 ------ 第四の傾向は、航空機が出す騒音や排ガスに対する航空会社や社会の関心が高まり、低公害の航空機が求められてきたことです。技術の発展は、低騒音、低公害の航空機を可能としました。これを受けて、米国の議会は古い航空機を退役させる期限を設けました。 例えば、ステージ・ワンと呼ばれる、B707型機、DC8型機は、1985年1月以降、またステージ・ツウーとし、B727型機、DC9型機は2000年1月以降、運行できなくなりました。 現在はステージ・スリーに属する航空機が運行されているわけですが、ステージ・ワン、ステージ・ツウーの航空機も、ハッシュキット(消音装置)をエンジンに取り付けたり、エンジンをステージ・スリーに対応したものに交換したりして、現在も使用されているものもあります。いずれの場合も、経済的に見合う場合にのみ、そのような改修が施されるわけです。 |
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